映画『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』感想
トム・クルーズ主演『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』を観てきた感想です。
画像引用元:ザ・マミー 呪われた砂漠の王女 : 作品情報 - 映画.com
公式HP:
観たいと思った理由
夏休み超大作のワクワク感
この時期になるとどうしても大作映画が見たくなってしまう性分というのがありまして、
思い返してみれば子供の頃、夏休みになると見に行くのは決まって大作映画でした。
大作ばかりというのも考えてみれば当然で、
当時はまだお小遣いなんてものももらわず、
映画といえば年に数回、親に連れられて見に行くもので、
大して映画好きでもない親でしたから、チョイスもCMがたくさん流れるような大作になるというのが常だったのでしょう。
ただ、この映画館で、映画を見るという体験は大きなスクリーンと音響に加え、
普段の遊び場とは違う場所に行くという特別感も相まって、
子供の小さな世界の中ではちょっとした旅行のようなワクワク感があったように思います。
この原体験が今でも、夏に映画館で大作映画を見たくさせる要因だと思うのですが、
本作もバッチリそのアンテナに引っかかる予告編でした。
トム・クルーズ×ソフィア・ブテラがアツい
数年前に突如自分の中で、再評価現象が起こり、
日に日に尊敬の念が芽生え、
次第に呼び捨てにできなくなり、
今では先輩と呼ぶようになったトム・クルーズ先輩。
今後全ての出演作品をリアルタイムで劇場で観ると、
固く誓っている数少ない映画人の一人でございます。
(他にリアルタイムで見届けようと思っているのは、
スタローン先生と、イーストウッド老師)←老師はもう監督業に専念なんだろうけど
一方のソフィア・ブテラといえば、
2015年のサイコーな映画『キングスマン』の敵役ガゼルの彼女ですね。
義足の殺し屋としてのカッコよさと、いたずら好きのお姉ちゃんみたいに笑うチャーミングな可愛さで当時の僕を非常に興奮させてくれたものです。(もう2年も経ったのか。。)
ガゼルVSエグジー(主人公)のバトルシーン
この映像だと早回しの編集してるような気がするのであれですが、
本編でも十分かっこよかった印象。
彼女、元々はダンサー出身の人みたいで、
マドンナとかの後ろで踊ってたようです。
やっぱりアクション=ダンスの法則が当てはまるみたいで、
ダンス感のいい人のアクションは見てて楽しいですね。
そんなわけでトム・クルーズ先輩の新作にソフィア・ブテラが出てくるとありゃ、
心がときめかないわけはないってもんですよ。
逸る(はやる)気持ちをなんとか落ち着け、
8月1日の仕事終わりに劇場へ向かいました。
鑑賞した劇場
T・ジョイPRINCE品川
スクリーン11
19:25の回、IMAX3Dで鑑賞しました。
最近IMAXで見るときは、ほぼここで見るのがテンプレになってますね。
客入り
300席近い客席はまばら。最も見やすい中央やや上の数列にだけ人がいる状態。
平日とはいえ、公開初週の週末直後のファーストデイでこれだと、興行的には厳しそう。
みんなどうした!トム先輩だぞ!!
あらすじ
灼熱の太陽が降り注ぐ現代の中東で、米軍関係者のニック(トム・クルーズ)と考古学者のジェニー(アナベル・ウォーリス)は謎の地下空洞に隠された巨大な棺を発見。調査のため棺をイギリスに輸送するが、想定外の事態により飛行機はロンドン郊外へ墜落。即死であったはずのニックはなぜか無傷のまま遺体安置所で目を覚まし、脳裏に浮かぶ美しい女性の言葉に導かれるように、棺の行方を捜す。
その棺に眠っていたのは、5000年前にファラオから裏切られ、復讐のために邪悪なモンスターと化すが、封印された古代エジプト王女アマネットであった。そして彼女は、ついに永い眠りから目覚めようとしていた―。
感想(ネタバレあり)
冒険活劇×ホラー×モンスターパニック物
大まかに分けると以下のような三幕構成になっていると思います。
第二幕:雰囲気ホラー(あくまで雰囲気だけ)
第三幕:モンスターパニック物
この中で、冒険活劇のパートは前述の夏休みの大作のワクワク感をさらに刺激してくれる感じの良いパート。
やっぱり冒険ってワクワクするじゃない?
特に冒険活劇の中心人物となる主役のトム先輩の演じるニックという役は、
冒険こそ命が信条で、そのためなら無鉄砲な行動をしてしまうというまさに絵に描いたような少年漫画的なキャラクター。
ここで若干のトム先輩分析をしておくと、
今回はやや軽薄なところもあるキャラなので、
完全無欠のナイスガイとしてのトム先輩ではなく、
パイセンというのがふさわしい、若干の胡散臭さのある路線のキャラクターでした。
このパイセンが無茶をしながら、銃撃戦を切り抜ける冒頭のアクションはなかなか面白く、とても大作映画を見ている気分にさせてくれました。
第二幕目以降の印象が薄い
作品全体を見終えた直後はそこそこ面白かったなと思ったんだけど、
この記事を書いている頃にはあまり思い出せないくらいの印象の薄さになってしまったのはちょっと残念なことかもしれません。
ポイントポイントでいいシーンがあったとは思うけど、
それが作品全体であまり関連性を持って認識できなかったということですから。
冒頭のワクワクするつかみの部分とそれ以降のストーリーテリングのクオリティに乖離があったのかもしれません。
良かったところ箇条書き
・墜落する飛行機の中のシーン
・林道で転がり落ちて行く車と投げ出されたニックが交差しながら落ちて行くシーン
どちらもアクションのシーンですけど、これはどうやって撮ったのか不思議に思う場面でした。
・ソフィア・ブテラの可愛さ
いわゆる可愛い系の顔立ちじゃないんですけど、なぜか可愛く見えてしまうんです。
フィジカルのすごさもあるので、敵役で出てくると非常にワクワクします。今回もしました。
秋公開のシャーリーズ・セロン主演のアクション映画『アトミック・ブロンド』にも出演するそうなので、こちらも期待大です。
最後に
丸2ヶ月ぶりに映画館で映画を見れたということもあって、映画鑑賞への渇望感からか、今回はワクワク感に取り憑かれた文章になりました。
なんか、見る作品によってワンテーマ自分の中の意識が呼び起こされる感じは、発見のようなところもありで面白くもあります。
本日はこれまで。
それではみなさんご機嫌よう。
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